エコボンド環境工学リサーチ㈱は20年前より高圧洗浄ポンプによる洗浄水に、急速浸透剤とポリイオンの捕捉剤を調合した「イーコン工法」は混相流で石綿に急速浸透し、除去の時に繊維浮遊が極めて少なく安全で短時間に除去できます。
他の在来工法は除去前に清水を石綿に散布しますが、石綿繊維の表面張力により母材と付着している石綿の奥まで湿潤されていないために、除去する時に石綿の繊維が浮遊することになります。
このため、施工性が悪くなるばかりか作業者に劣悪な環境の中で過度な防護服や防塵マスク・ゴーグル等を装備しなければなりません。
また、施工中も浮遊する石綿繊維を回収するための換気設備が過大となり、作業後も浮遊する石綿繊維が10本/ℓ以下になるために、当該区画の立ち入りまでの時間が長時間になります。
「イーコン工法」の特徴は、石綿繊維の表面張力に影響されずに急速に母材まで急速に浸透する「EB-エコダッシュ」と、高分子のポリイオン効果により石綿繊維を束ねしまう「EB-2000WJ」は、蜘蛛の巣のような架橋効果で付着した繊維を二度離さない特性があります。

また、混相流を吹き付けるハンドガン(イレーザーガン)は揺動式を採用し、圧力は30MPaで石綿の厚みを容易に貫通し、母材の付着面を高圧水で削ぎ取る効果により、大きな塊として除去することができます。
なぜならば、ハンドガンはエアーの圧力で揺動し広い面積を一律的にカバーすることができます。このハンドガンも弊社の特許製品であり、能率向上と均一な除去作業ができる要因になっています。
使用した洗浄水は殆ど石綿に吸収されてしまい、床に落ちた排水の回収も容易にできます。また、回収した排水を固液分離装置で清水と固形分に分離減容化し、清水は洗浄水に再利用することができます。
その他、煙突内に施工された石綿除去に関して「イーコン工法」をベースにし、煙突内面を高圧洗浄水が回転しながら降下しながら石綿を除去した後に、トンネル筐体をワイヤーソーで切断したブロックには石綿が付着していないので、通常の作業廃棄物として処理できる特長があります。